スタジオ・レダ・コラム

波形をハンダする日々

波形をハンダする日々

こんにちは。スタジオ・レダのエンジニアの西依翔太と申します。
このページでは、セルフレコーディングのQ&Aや、日々レコーディングをしていて色々と感じること、みなさんに伝えたいことを取りあげていきたいと思っています。
いい音ってなんだ?と葛藤していたら、それはいい作品を作ることかなって思いました。悪い音も曲によってはいい音になる、という感じで、レコーディング・エンジニアとして常に色々な視点から、ケースバイケースで楽曲の方向性などを考えながら物作りができたらなと思い、それをモットーにレコーディングをする日々です。

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#3 シールドの作り方 /  #2 ケーブルによる音の違い /  #1 疑似アンビエンスマイク / 

第二回「ケーブルによる音の違い」(1/2)

第2回はケーブルが変わると音も変わるのかを実験しました。

ケーブル3種

ケーブル3種類

実験に使用したケーブルは、
◆オヤイデ(oyaide)のQAC-202
◆BELDENの1192A
◆モガミ(mogami)の2534
の3種類です。

RE-AMP

リ・アンプ

ケーブルが変わると音が変わるのか、という実験なので「同じマイク」、「同じプリアンプ」、「同じ素材」で実験する必要があるため、まずラインで素材を録って、リアンプ(※)し、それぞれのケーブルを通してまた録音するという流れで作業を行いました。
なぜリアンプしたかというと、ケーブルを変えて一回一回演奏していると、演奏のニュアンスの違いで正確な実験にならないからです。

※リアンプとはギターやベースをラインで録音し、その音をアンプに送りもう一度録音するという方法です。RE-AMPです。

ギターのカッティングで聴き比べ

ギターで聴き比べ

まずギターのカッティングで3種類の音を聴いてみましょう。

♪オヤイデQAC-202

♪BELDEN 1192A

♪モガミ2534

どうでしょう?パソコンのスピーカーで聴いてる方もいると思いますがほとんどわからないと思います(笑)。
僕が聴いた印象としては、オヤイデはミッドが強めで芯のある感じ、BELDENはハイが強めでチャキっとした感じ、モガミはその間のちょっとBELDEN寄り、ギターのピックアップで例えるなら、オヤイデはレスポールのハムバッカー、BELDENはストラトのシングルコイル。そのような印象を受けました。

次はベースで聴き比べ

外の皮をむく

ベースでも試してみたので聴き比べてみて下さい。

♪オヤイデQAC-202

♪BELDEN 1192A

♪モガミ2534

僕はギターの時と同じような印象を受け、ベースに関してはオヤイデが合うかなと思いました。もちろん今回の実験で伝えたいことは、どのケーブルがいいっていうことではなく、ケーブルによってキャラが出てくることなのです。
これはもう好みの世界になってきますね。

<続く>